君は東京

2006年7月29日 music
2003年リリースのゆずアルバム「すみれ」です。
力の抜け具合がとても好きです。
なかでも抜け出ているのが「君は東京」でしょうか。


高校出て誰よりも先に一人暮らしを始め
吉祥寺徒歩5分のワンルームに君は住んでいたね
初めて行った一人暮らしの女の子の家が君の家で
バニラのにおいのするお香を君は炊いていたね

君は東京 乾いた街を背に
昼も夜も飛び回り しゃれた仲間とはしゃいでいた
君は僕の想えば憧れの人だった
無責任で自由をきどってた君は 東京の人だった

髪の毛はいつもカットモデルで済ませていて
バイトは青山のカフェでウエイトレスをやっていた
彼氏はみっつ年上のなんとかっていうDJで
名前がある人だとかで僕に自慢していたね

縛られるものもなくて 勝手な君が
僕はうらやましかった

君は東京 時代を身にまとい
寝ても冷めても流行りのリズムのなかで踊っていた
君はときに無邪気で残酷な天使
人前で泣くのが嫌いな君は東京の人だった

ひさしぶりに君を見かけたのは 新宿のアルタ前
ずいぶんとやせ細っていた君に僕は驚いた
後から聞いた話では訳のわからない薬にはまって
病院を行ったり来たりしてるんだってね

君は元気で居ますか 君の唄を歌っています

君は僕の青春だった


田舎の女の子が東京に出て暮らし、やせ細る。
しかも、この不健康なかんじ。
田舎に帰れば、親にしんぱいされ、
地元に残った同級生に「失恋したらしい」と噂をされる。
ちょっとお化粧がうまくなれば、整形疑惑。

東京という街は、
よくも悪くも人を変えるのかもしれませんね。

この曲を聞くと、変わってしまった君が目に浮かんできます。
きっと彼は、むかしのちょっとあか抜けないぽっちゃりした彼女が好きだったのかもね、なんておもいます。

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