愛がなんだ

2006年7月14日 everyday
「愛がなんだ」

これは、片思いの歯がゆさの象徴みたいな本です。
帯に島本理生さんが書いているとおり。
人ごととは思えない気持ちになります。

テルコは、まもちゃんが好きなあまり
仕事中にまもちゃんからの電話に出ちゃったり、
呼ばれれば退社前の時間であろうと消えてしまう。
もちろん、会社はくび。

それでも、まもちゃんが好き。

テルコはいわゆる都合のいい女なんですが、
それに気づきつつ、まもちゃんが世界一好きなんですね。

いっぽう、まもちゃんには好きな人ができてしまいます。
しかもテルコは相談に乗ったり、わざわざ相手との仲を取り持とうとしたり、相手の女性と仲良くなっちゃったり。

でも、それも全部まもちゃんが好きだから。
まもちゃんが笑う顔が見たい、まもちゃんを傷つけたくない。

致命的なのは、まもちゃんに幸せになってほしいと願っていても
そこにテルコの存在が欠落していること。
「わたしがいれば、まもちゃんは幸せになれる」とか思ってもいないこと。

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